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(5)情報提供サービス

「情報提供サービス」業務とは、行政機関が保有する情報を国民に提供するサービスであり、文書例としては、白書、各種資料、各種行政情報などがあげられる。業務上の特徴としては、既存の情報を見やすい形に編集し、提供することである。

 

「情報提供サービス」業務とは、行政機関における業務遂行上行われた様々な調査や研究結果を国民に還元するというサービスを指す。具体的な文書としては、白書、各種調査報告書、各種統計資料、各種行政情報などがあげられる。

業務のプロセスとしては、公開される文書情報を(場合によってはデータ入力してから)公開し(施行)、保管、保存するという作業が考えられる。

情報提供サービスの特徴として、国民と接する業務であることがあげられる。したがって、国民が求めている情報をいかに見やすく、速やかに提供するかを検討することが最も重要なポイントとなると考えられる。その点、従来の紙媒体による提供には限界があり、より広く迅速に提供する手段として情報技術の活用が注目されている。

情報技術の活用により、情報提供の手段は既に多様化しつつある。前述したように、各省庁はインターネットやパソコン通信の活用を導入しつつあり、ネットワークを通じた利便性の高いサービスが開始されている。この点については行政情報化推進計画においても検討事項としてあげられており、「公開可能な行政情報の電子的な手段・媒体による提供を行う」とうたっている。

さらに、国民からの要望としては、紙以外にもインターネットやCD−ROMなど多様な情報提供手段を提供するとともに、情報内容の拡大と充実化が期待されている。

 

 

 

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